貶されりゃ落ち込む
「あの人失敗したわよね」とか、
「途中で止まっちゃったわね」とか、
人の演奏聞いて、アラ探しするヤツっていますけど、
あーいうのってすごいむかつくんですよね。
自分の失敗は自分が一番わかってて、でもどうしようもないってのも本人が一番わかってるんだから、傷口に塩を塗るようなことを言うヤツは「出て行け!」って思います。
あといい演奏したなーって余韻に浸っているのに水を差すように酷いことを言うヤツもキライ。
自分が好きで、よく行ってる広場にピアノがぽつんと置いてあって誰でも弾けるんですけど、すっごい上手い人も居ればたどたどしいけど味のある演奏する人もいて、プロも居ればアマチュアもいるんですけど、少なくとも私はあの広場で会った人、演奏した人の中にちょっとのミスタッチを論うヤツに出会ったことは一度もありません。
だから好きなんだよなー。
私は大学時代、ピアノの授業が大嫌いで練習もサボってばっかりいました。
でもとある先生が、「試験の課題じゃなくて好きな曲をやろう、ジャズでもなんでもいいよ」と言ってくれて、ぜんぜん練習してないときでも「A子はピアノを歌わせることがとても上手いね」と毎回褒めてくれる(今日死んだ小出義雄さんバリに褒め褒め系教師でした)ので、成績もバンバン上がっていき、今でもピアノとは仲良くしてる訳ですから、人に教える人は、とにかく褒めて欲しいと思うのです。
twitterのフォロワーさんが、スペインの作曲家のパブロ・カザルスの言葉を引用してたので、それを自分も座右の銘にしようと思います。
「ミスばかりあげつらっている奴らには言わせておけばいい。たったひとつのフレーズ、たったひとつの言葉に私は感動することができる。君もそうしなさい」